あなたもこのコーナーを聴いて、
より「げんき」に! より「きれい」に!なりましょう!!
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
●今週のゲスト:静岡県立大学 国際関係学部 教授 室谷哲様
●テーマ:「世界の食文化シリーズ② アメリカ」
室谷先生の専門:アメリカの社会経済史学
・アメリカの食文化は、非常に合理的である。これはアメリカ社会そのものが、時間の有効利用を重んじるところから来ている。そのため何かしながら食べるのに適したパンに挟むスタイルが広まった。(サンドイッチ、ハンバーガー等)
・『家で料理をしないのが時間的にもっとも効率的』という意味では、外食産業への依存も大きな意味をもつ。
・牛肉(ステーキ)が好まれる理由は、ヨーロッパでは貴族を筆頭に一部の上流階級しか味わえなかった食材を、アメリカでは誰もが味わえる、という民主主義国アメリカの素晴らしさを実感できるようにしてきた結果である。
・移民国家でありながら家庭の食事には、その多様性が反映されていない。 (観光でアメリカを訪れたら、いろいろな民族料理が味わえるが・・・)
それは何故・・・?
・20世紀初頭に生まれた「ホーム・エコノミクス」(家庭経済学)という学問の影響。
・「食文化が多彩であってはならない」と、科学的合理性の名のもとに、味にこだわることなく「標準化」していった。できる限り安く(経済的合理性)、できる限り簡単に(時間の効率性)、動物性蛋白質を摂る(肉信仰)を目指しアメリカ国民の子どもから大人まで教え込んでいった。
・合理的な食生活を可能にする環境が市場経済的に作られていくのが、現在のアメリカの食文化の姿で、日本もやがてそういう方向に進むのかもしれない。
・どういう方向に進むのかは、日本国民と日本社会がどういう生活をよしとして、今後選択するかにかかっているのではないか・・・?