あなたもこのコーナーを聴いて、
より「げんき」に! より「きれい」に!なりましょう!!
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●今週のゲスト:静岡県立大学 国際関係学部 教授 栗田和典様
●テーマ:「世界の食文化シリーズ③ イギリスの料理はなぜまずいと言われるのか」
栗田先生の専門:18世紀のイギリスの歴史
・英国料理=フィッシュ&チップス、ローストビーフ、キドニ・パイ、
ヨークシャ・プディング等が古くからの代表のように言われている。
・フランス人は「食べるために生きる=食い道楽」 イギリス人は「生きるために食べる=生命維持」
・英国家庭の一般的な食事の様子は朝食の量が多い
熱いトースト、たっぷりのジャム、目玉焼き、太いソーセージ、かりかりベーコン、焼いたトマト、果物等など・・・英国で美味しい食事をしたければ朝食を三回摂れという言葉もある
・食文化が発達しているフランスやイタリア、スペインとの違いは・・・
地理的には、原生の野菜類の貧困さ(気候や土壌)、また地域の多様性がないことも要因。
・では、なぜ「英国料理はまずい」と言われるようになったのか・・・
①「まずい」が定評だった1970年代くらいまでのイギリス料理は、
食文化の伝統が産業革命(18C末~19C前半)よって断たれたことの結果である。
②産業革命によって、「農村と都市の住民数が逆転した」「働いた時間の量で賃金が支払われるようになった」
③農村・山村・漁村にあった地域的な食材は都市では手に入らない。
④共働きをした女性は、住居の台所が貧弱だったこともあり、料理をしなくなった。
⑤売っているものを買うようになり、“おふくろの味”は消滅した。
⑥同じ頃、上流階級が経済力に自信をもって、フランス料理に溺れたのも痛かった…
英国の食文化の豊かさはどこにあるのか・・・
・300を超えるエスニック・マイノリティが集まっている状態が、今のイギリス、特にロンドンの姿。イギリス料理の現在は、エスニック料理の集合体という面が強い。
・「モダン・ブリティシュ」という食の伝統の見直しも、フランスやイタリアなど各国料理のミックス。
・多様なものを受け容れてしまう懐の広さが英国にはある。