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げんきあっぷ・きれいあっぷ

7月9日(水)放送分

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あなたもこのコーナーを聴いて、
より「げんき」に! より「きれい」に!なりましょう!!

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●今週のゲスト:静岡県立大学 国際関係学部 准教授 大楠栄三様

●テーマ:「世界の食文化シリーズ② ~スペイン

<日本でポピュラーなパエーリヤの真実>

 

▼「パエーリヤ」はスペインの国民料理:特定の地方や特定の階層に限られることのない、日常的・一般的料理

▼日本の「バレンシア風パエーリャ」:魚介類(ムール貝,エビなど)をふんだんに入れたもの⇒バレンシア本来のものではない

▼スペインの家庭:「パエーリャ」"paella"とは,もともと「取っ手の付いた浅い鉄鍋(現在の"paellera")のこと。

▼この鉄鍋に、米・インゲンマメ・インゲン・カタツムリ・鶏肉・ウサギ肉などを入れて作ったもの。魚介類は一切入らない。

<米料理をよく食べる>

 

▼例えば、「パエーリャ・ネグラ」(イカ墨で色づけしたもの)

       「アロス・ネグロ」(土鍋でイカ墨のスープで炊き上げたもの)

       「アロス・ア・バンダ」(土鍋でブイヤベースのスープで炊き上げたもの) 等々

 

<調味料をよく使用する>

▼スペインを訪れたイギリス人やフランス人の旅行記には、不平をこぼす記述が多い。

  「供された肉にはすべて香りがつけられていて、サフラン・ニンニク・タマネギ・コショウ・香辛料が過度に使われていた」

▼『にんにく』は、スペイン語で"ajo"(アホ)。今日、スペインの日常料理にも地方料理にも欠かせない。デザート以外は何にでも使われている。トマトソースなどには必ず。

 

<スペインの食文化を育んだもの>

 

①気候風土の多様性:<湿潤スペイン>と<乾燥スペイン>

 ●著しい温度差:昼夜、年間

 ●乾燥:国土の四分の三が乾燥地

 ●平均海抜が高い:標高600メートル以上が国土の56%

   ・「メセータ(テーブル台地)」の周囲は高い山々
   ・マドリッド:ヨーロッパで一番標高の高い首都

 ●海岸部と内陸部の移動は極めて困難

  ⇒ 交通・交流は発達しなかった ⇒ 孤立性=特色ある地域文化・頑固な地方意識

 

 

②歴史的多様性

 ●イスラムの影響:711年~1492年まで、約800年間に及ぶイスラム教徒支配者による統治
  ⇒スペイン南部で使われている食材のほとんどがこの時代に由来(レモン、オレンジ、ナス、長ネギ、羊、オリーブオイル等)

 ●新大陸の食物:世界の食文化に革命的影響を与える(1492年 コロンブス以降~)
  ⇒トウガラシ、ピーマン、パプリカ   現在のタイ料理、韓国料理への影響
  
  ⇒サツマイモ:スペイン船が、アジアへ持ち込み、17世紀初めに琉球から薩摩へ…

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