1948(昭和23)年9月16日・戦中戦後と配給制だったマッチの自由販売が始まった日です。
マッチは中世に色々試された錬金術がキッカケで誕生しました。ドイツの錬金術師ブラントが尿を蒸発させた残留物をさらに加熱してみたところリンが発見され、それがマッチの材料になったそうです。
さて日本は、というと、明治7年頃、国産マッチが作られ始めました。マッチ以前は火を点ける時は「火打ち石」が使われていました。火打ち石というと時代劇なんかで「出かける時に火打ち石をカチカチ鳴らして、無事に帰って来られるように願掛けする」という事で有名ですが、実はこの風習は、明治時代にマッチが発売されて火打ち石が売れなくなった時に考案されたものです。それが職人や花柳界などで流行りはじめ、一般的になったのは明治20年以降。戦後、テレビドラマで時代劇を作り始めた時に「いかにも」と言う事で採用されて今に至る。
マッチにまつわる話というとアンデルセンの童話「マッチ売りの少女」が有名ですが、あの少女はアンデルセンの母親が少女時代に苦労した話を元に作られた物です。物語の中で少女は大晦日、雪の降る街角でマッチを擦ってその火で暖を取りながら死んでいくという悲劇ですが、一般的に少女の死因は凍死と思われがちですが、当時のマッチは黄リンが使われていて燃えると有毒ガスを出すものだったので「死因はガス中毒」という可能性もありますね。
てっちゃんもタバコを吸いますが、世の中にはものすごいヘビースモーカーが存在するんです。裸婦画で有名だった画家の原精一は、一日中煙草を吸い続けるヘビースモーカーだったが1日に使うマッチは一本だけ。朝起きてマッチで煙草に火をつけ、そこからは煙草から煙草に火を移し寝るまで過ごしたそうです。
マッチは、人間の尿から生まれた!
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