梨の語源は複数の説があって確定されていません。「梨は甘いので、甘し→あなし→梨」「中身が白いので中白→なかし→梨」「中心の芯が酸っぱいので中酸→なかす→梨」どれも無理がある気もしますが…
江戸時代、花柳界では、梨という名前は「何もない」に通じるとされて、「アリノミ」などと呼んでいました。現在、梨の品種で「ラッキーナシ」という品種があるんですが、ラッキーが有るのか無いのか解らないです・・・。
海外はというと、ニュージーランドでも日本の梨が多く輸入されて食べられているんですが、「nashi-pear」と呼ばれています。
海外の梨というと「ラ・フランス」という梨が思い浮かびますよね。ラ・フランスは1864年にフランスで発見された品種で「フランスを代表する品種」という意味で名付けられた物です。ところがこのラ・フランスは病害虫に弱く、育てるのが難しい品種らしいんです。なので、現在フランスでは栽培されていません。どうやら確認できる処ではラ・フランスが栽培されているのは日本だけらしいです。
ちなみに、皆さんおなじみの日本の梨・二十世紀梨は1888年に千葉県の梨園の近くにあったゴミ捨て場の中から発見されたんですよ。どうやら廃棄処分行きになった色々な梨の実を捨てておいたら、 その中で自然配合して新品種として育ったらしい。命名者は東京帝国大学の池田伴親(いけだ・ともちか)教授。もうすぐ新世紀になるという事から、次世代の代表となるように命名した物ですが、当時一般的に「世紀」という概念が浸透していなかったので、当時としてはあまりピンとこない命名だったようです。