1889(明治22)年11月21日、118年前の今日、東京・木挽町(現在の東銀座)に歌舞伎座が開場しました。もっとも当時の建物は戦災で焼失して、1951(昭和26)年に復興されたものです。ということで、今日は歌舞伎のうんちくを・・・。
実は、歌舞伎の世界から色々な言葉が生まれていますが、「泥仕合(どろじあい)」もその一つです。
これは舞台上に実際に泥沼を作り、その中で立ち回りをすることを指す言葉でした。漢字で書く時に「試合」と書いてしまいがちですが、スポーツではないので「仕合」と書くのが正解。
稲荷寿司と巻き寿司のセットを「助六」というのも歌舞伎から出た言葉です。歌舞伎『助六由縁江戸桜』という作品の中に出てくるヒロインの名前が「揚巻」なので、油揚げと巻きずしを入れた物をそう呼ぶようになりました。
物の順番が互い違いになることをいう「てれこ」というのも歌舞伎用語。二つの演目を、多少の関連性を持たせながら交互に展開させることで「(手)を入(れ)て、(こ)交互に」の略と言われています。
芸能界での挨拶は、朝でも夜でも「おはようございます」というのは歌舞伎の世界が元になっていると言われています。これは上下関係の厳しい歌舞伎界で「こんにちわ」「こんばんわ」という挨拶は敬語でいえないので。「おはよう」だけが丁寧に「おはようございます」と言えるためとされているんです。