風邪が流行る季節ですが、風邪など引いてませんか?
風邪薬のパッケージをよく見ると「風邪を治す」とは一切書いてない。ただ「風邪の諸症状の緩和」となっている。実は現時点で風邪を薬で確実に治す方法はないので、薬事法で「治す」と書いてはいけないのです。ということで今日は薬のネーミングについての雑学です。
薬の名前の中で真面目に付けられた物は、その成分や効能を折り込んだ物があります。
例えば『バファリン』 これは「緩和させる」という意味の英語「バッファー:buffer」と「アスピリン:Aspirin」の合成語。
コルゲンコーワ:「風邪:commoncold(コモンコールド)」+「抗体:allergen(アレルゲン)」+発売元「興和」=「コルゲンコーワ」
パブロン:ギリシア語の「すべての:pan」+気管支炎を意味する英語「bronchitis:ブロンカイティス」の合成語。
そんな風に医学的な意味が含まれた薬より、実は結構いい加減に付けたような名前のほうが多いのです。
風邪薬のカコナールの名前は葛根湯で治ると言う意味。ノーシン:脳がシーンとするように。
ジキニン:じきに治るのもじり。
ナロン:「早くよくなろう」の「なろう」が変化。
ポポンS:幼児語でお腹を意味する「ポンポン」+シオノギの「S」、ちなみにシオノギは創業者・塩野義三郎氏から取られている。
スルーラック:スルっと楽になる。
コーラック:後が楽になる。
中でもよく解らないのがエーザイの「チョコラBB」です。「BB」がビタミンB2のことなので分かるのですが、チョコラ。これなんかお菓子みたいでおいしそうですよね。実は、エーザイの創業者:内藤豊次(とよじ)さんは、エーザイの前身である「桜ヶ丘研究所」という食料品開発会社で、チョコレート味のコーラ、名付けて「チョコーラ」を開発しようとしていたんです。
その時とった「チョコラ」という商標を、ビタミン剤に付けたというわけなんですね。
もちろん現在発売している「チョコラBB」にはチョコレートもコーラも含まれていません。