1925年12月20日、82年前の今日、大森貝塚を発見したモース博士が87歳で亡くなっています。大森貝塚とは、日本で最初に研究のために発掘された遺跡です。
アメリカ人の動物学者だったモース博士は、日本にいる動物に興味があって、1877(明治10)年に私費で来日していました。そして汽車で横浜から新橋へ向かう途中の崖に貝殻が堆積しているのを発見したのです。それまで日本には科学的な考古学という物が存在していなかったのですが、これによって日本初の発掘調査が行なわれ、これが日本の科学的な考古学の出発点となったのです。
モース博士はまず東京大学に相談に行き、これは凄い発見だ!とうことで、いきなり東大の教授として招き入れられ、発掘調査の予算が出たそうです。モース博士の専門は動物学なんですが、考古学者としての雇用だったそうです。
ですから、彼は考古学に関してはシロウト・・・。慌てて考古学の本を読み込みその授業をしたのですが、モース博士の授業を当時の学生はいつも感心しながら受けていたそうです。一番学生達に感心されたのは、右手で文字を書きながら、同時に左手で図形を書くという器用さに。
モース博士は動物学者であると同時に弓矢の研究家で、日本の弓を見て感動したそうです。モース博士いわく「世界で一番長い弓は日本の物」だそうです。モース博士はもう一つ日本に偉業を残しています。
それまで東京大学には女性用トイレが無かったのだが「将来女性も大学に通うようになるので必要だ」ということで東大に女性用トイレを作らせたんです。
もっとも東大に女子学生の許可が出たのは、それから40年後のことですが。
東大に女性用トイレを作ったのは、大森貝塚を偶然発見した、モース博士!!