1903年2月11日、今から105年前の今日、日本で初めてシェークスピアの『オセロ』が川上音二郎一座によって演じられる。
ということで、今日は「オセロ」の… といってもシェイクスピアの「オセロ」ではなく、ボードゲームの「オセロ」のお話です。
「オセロ」というボードゲームは世界選手権があるほど有名ですが、このゲームは元々長谷川五郎さんという日本人が考案した物です。長谷川五郎さんはオセロの原型を中学時代に考案して友達の間で楽しんでいたのですが、社会人になって中外製薬に務めるようになり、仕事の関係で病院へ出かけた際、退屈している患者さんに「こんな遊びがあるよ」と紹介したんです。
長谷川さんが考案した時、最初は牛乳瓶のフタ、紙で出来ているフタの片面を黒く塗りつぶして使っていました。そのため、現在でも正式なルールのオセロの駒は、この時の牛乳瓶のフタの大きさなのです。
このゲームが患者さんにウケ、販売したらどうだ?という話になって1973年4月にツクダから発売され、大ヒットしたんです。「オセロ」という名前はシェイクスピアの舞台劇「オセロ」の主人公で褐色の肌のオセロ将軍が白人の妻デスデモーナと様々な駆け引きをする物語から、黒い駒と白い駒の戦いというころで名付けた物です。このゲームの命名者は発案者の長谷川五郎さんのお父さん、長谷川四郎さんです。なぜこんな文学的な名前になったのか? というと、実は長谷川四郎さんはイギリス文学の研究者でシェイクスピアをよく知っていたからなのです。
オセロはもともと牛乳瓶のフタを黒く塗りつぶして使っていたので、今でも正式ルールのオセロのコマは、牛乳瓶のフタと同じ大きさ!!