気候が暖かくなってくると春告鳥(はるつげどり)と呼ばれるウグイスが鳴き始めますよね。しかし最初の頃は「ホーホケキョ」という鳴き方が出来ずに、ケキョッケキョッと上手に音を伸ばす事ができません。この状態を「ぐぜり鳴き」と言います。「ぐぜる」というのはグズグズと鳴いている状態を指す専門用語です。
ということで今日はウグイスの雑学です。ウグイスという鳥の名前ですが「枕草子」の中には「うくひす」と書かれています。この当時の「う」の発音は「ふ」に近く、さらに「す」も「ちゅ」に近かったのではと考えられる事から、
発音は「ふくひちゅ」 だったのでは無いかと考えられています。
おそらく鳴き声から付けられた名前ではと思われますね。その「ふくひちゅ」が「うくひす」、そして現在の「うぐいす」に変わったのです。ちなみに最後の「す」というのは鳥を意味する言葉で、からす・かけすなどもそうです。ウグイスというと花札の絵柄でも有名な「梅の木にとまるウグイス」ですが、実際の事をいうと木の蜜を吸うために梅に止まっている鳥はウグイスによく似ている鳥「メジロ」で、本物のウグイスは薮の中が定位置です。ウグイスに関係した物で「ウグイス色」という物がありますが、くすんだ緑、みたいな色ですよね。このウグイス色とはウグイスの体の色ではなく、化粧品に使われていた「うぐいすの糞」の色の事なのです。本物のウグイスの体の色は茶褐色なんです。先ほども出てきたメジロがウグイス色に近いので、これも混同されている可能性が高いのです。
ちなみにウグイスの体の色は「ウグイス茶色」という名前で呼ばれています。
ウグイス色とは、ウグイスの体の色ではなく、糞の色だった!