5月5日 ♪屋根よ~り 高い こいのぼ~り~
今日はこどもの日。「鯉のぼり」の雑学です。
まず、鯉のぼりの一番上にはカラフルな「吹き流し」というヒラヒラした物がありますが、あれは元々戦国時代に各武将が勢力を示すために立てていた旗が起源です。吹き流しがあんなにカラフルなのは、戦国時代とは関係なく、中国の「五行説:ごぎょうせつ」という思想書にある、宇宙の全てを意味する木・火・土・金・水を意味する色、青・赤・黒・黄・白で表現した物な のです。この5色が子供を災難から守るとされているのです。
今では吹流しと鯉のぼりはセットで上げますが、そもそも江戸時代は武士の子供だけが吹き流しを飾る事が許されていて、武士の子供は吹流しだけを飾っていました。それに対して町民の子供は紙で作った鯉を飾っていたのです。
なぜ「鯉」なのか?というと、鯉は立身出世を意味する魚で、滝を登っていった鯉は竜になると中国では言われていました。その滝の上にある場所が「登竜門」と呼ばれています。それが江戸時代中期に武士の家でも出世を願ってこいのぼりを上げるようになり、武家制度がなくなった明治時代、吹き流しと鯉のぼりがセットになったのです。
実は江戸時代まで鯉のぼりは黒一色の地味な物でした。というのも江戸時代の鯉は黒い種類しかいなかったためです。
そして明治時代に海外から赤い鯉が日本に入ってきた時、赤い鯉のぼりも登場しています。
その後ずっと、鯉のぼりは黒と赤が中心だったのですが、現在のようにやたらとカラフルな鯉のぼりが登場したのは1965年からです。 実はその前年の1964年、東京オリンピックが開催され、その五輪マークをみた業者が「これからはカラーの時代だ!」とカラフルな鯉のぼりを作り始めたのが最初なのです。ちょうど時代もカラーテレビが普及し始めたタイミングだったので大ヒットとなり、定着したのです。
★昔は黒一色だった鯉のぼりをカラフルにしたのは、東京オリンピックで五色の五輪マークを見た人のアイデアだった!!