1942年5月29日、今から66年前ですが、歌人・与謝野晶子が63歳で亡くなっています。
以前、テツさんの曜日、確か水曜日に若者の間で「与謝野ってる!」なんて言葉が流行ってると言う話題を取り上げていましたが「与謝野ってる」って言葉の意味、わかりますか?
「髪がみだれている」という意味なんです。
その与謝野晶子作品「みだれ髪」という歌集ですが、このタイトルは旦那の与謝野鉄幹が書いた「秋かぜに ふさはしき名を まゐらせむ そぞろ心の乱れ髪の君」という詩から取られています。
秋風に風流に髪の毛が乱れている姿を想像しますが、実は晶子はクセ毛でほつれ毛が多く、もともと「乱れ髪の君」とあだ名されていたそうです。
この旦那さん、鉄幹との出会いについてなのですが、もともと箱入り娘だった与謝野晶子は22歳の時に知り合った若い僧侶・河野鉄南という人に恋をします。熱烈なアプローチをして、手紙に「返事が無ければ私は死んでしまう」などと連日書いておくっていたんですが、ある日突然「今までの事は無かった事にして下さい」と一方的な手紙を送りつけ、その恋愛を終了させている。実はその前日に後に結婚する歌人・与謝野鉄幹と出会ったためだったんです・・・。しかし、鉄幹さんはまったく売れず借金ばかり作っていたので、与謝野晶子はどんな仕事でも請けていたそうです。例えば、大正9年にカルピスが発売される時に、カルピスのキャッチコピーも作っています。
その時のキャッチコピーがコレです。
『カルピスは奇しき力を 人に置く 新しき世の 健康のため』
なかなか苦労をされたようですが、子供には恵まれ、与謝野夫妻は男6人、女6人、なんど合計12人の子供を儲けています。
その4男の名はこれまたびっくり!「アウギュスト」という。
この「アウギュスト」は夫婦で留学していたフランスから帰った2年後に生まれていて、彫刻家アウギュスト・ロダンの名前を付けた物。
きっと、与謝野夫妻はロダンに感銘を受けて名付けたんだと思いますが、残念なことにアウギュストはその後、「いく」という日本の名前に改名しています・・・。さらに次の5女はエレンヌという名前です。
ちなみに自民党議員の与謝野馨の父親は、与謝野鉄幹・与謝野晶子の二人目の子供です。
★歌人・与謝野晶子はカルピスの広告の、初代・コピーライターだった!