1888(明治21)年5月29日、今から120年前の今日、ジャパン・ブルワリー社がドイツ風ラガービールを「麒麟ビール」のブランドで発売。それから19年後に会社名を『麒麟麦酒株式会社』と改めています。
会社名ともなった中国に伝わる伝説の生き物「麒麟」ですが、当時(明治時代)、社名などに動物の名を付けるのが流行っていたそうです。
例えば歯磨き会社の「ライオン」、魔法瓶の「象印」、同じく魔法瓶の「タイガー」など。そこから中国ではおめでたい時に出現すると言われている麒麟を付けたのではないかとされています。
ちなみにあの1匹で「麒麟」だと思いがちですが、正しくはオスを麒(き)メスを麟(りん)と呼びます。
さてその今でもキリンビールのラベルに描かれている麒麟の絵ですが、長崎にある有名なグラバー邸にある麒麟の絵がモデルになっています。
なぜかというと、このグラバー邸に住むグラバーさんと、日本の女性の間に生まれた「倉場富三郎」さんという方が、キリンビールの前身となった会社の創始者の一人だったからです。(つまり倉場さんという苗字は、グラバーを倉場という日本の苗字に変えている)
グラバー邸とキリンビールにはそんな関係があったんですね。
それからラベルにまつわる話としては、これは有名ですが、ラベルに書かれた麒麟に、お遊びとしてカタカナで書かれた「キ・リ・ン」の3文字がキリンの髪の毛に隠されています。
今晩キリンビールを飲まれる時は、こんなウンチクを肴に飲んでみてはいかがでしょうか?
★キリンビールのラベルに描かれている麒麟の絵は長崎のグラバー邸にモデルがある!