「よくってよ」「来ませんわ」「おほほほ」。近代日本文学では、こんな風に女性たちが会話をしていました。小林先生は、およそ100年前に書かれた夏目漱石の「三四郎」を例に、言葉の移り変わりについて説明して下さいました。
若い女性たちの言葉を聞いていると、「ちげーよ」「食おうぜ」「いこーぜ」など、男女の隔てがなくなっていることを感じます。これは、社会が進めてきた男女共同参画の流れなのでしょうか。
子どもや若者に、良い言葉を使い、伝えて欲しいと思ったとき、まずは大人がその選択肢を提示してあげなければなりません。受け入れられるものは伝えられていき、中には使われなくなる言葉も出てくるでしょう。たくさんの言葉の選択肢を与えることが大切です。
小林先生は、幼い頃、針仕事をする母の傍らで、ずっとラジオを聞いていたそうです。ラジオで落語を聞き始め、百人一首を知り、講談や漫才を聞きました。ラジオを聴くと語彙が増えると、小林先生は言います。あなたの人生に刻むたくさんの素敵な言葉。ラジオで見つけて下さい。