11月9日(金)放送 電話インタビュー
三宅整形外科医院(静岡市葵区)院長 三宅信昌先生
元気に長生きするために・・・
「運動器不安定症」という言葉をご存知だろうか。高齢化によりバランス能力が低下し、移動や歩く力が減り、閉じこもったり転びやすくなったりする状態のことだ。介護予備軍とも言え、整形外科学会で注意を呼びかけている。
目を開けて、片足で15秒以上立っていられない場合は運動器不安定症である。骨粗しょう症、変形性関節症、関節リウマチなどの病気や加齢が主な原因。今後も高齢化が進むと患者数は間違いなく増えるだろう。
平成18年から運動器リハビリテーションという運動療法を行なう分野が登場し、保険も適用される。片足立ちや足を上げる訓練、椅子からゆっくり立ち上がる訓練など、主に整形外科の診療所で指導が受けられる。
1年間運動療法を行なった人は、行なわなかった人に比べ、転倒が約45%、骨折が52%減少したというデータもある。
これから寒くなると体が硬くなり、転びやすくなる。運動療法もさることながら、生活環境の整備も忘れずに行ないたい。夜中にトイレに行く際は廊下を明るくする、新聞など滑るものを置きっぱなしにしない、濡れた場所はすぐ拭くなど。