12月10日(月)放送
(財)静岡総合研究機構 研究グループマネージャー
影山武司 さん
観光ビッグバンと静岡の戦略
海外旅行者は2020年までに16億人にのぼると予想され、そのうちアジアでは4億人と世界の4分の一を占める成長市場と見込まれている。日本は観光後進国といわれアジアの中でも遅れをとっている。2009年の富士山静岡空港開港を前に静岡の観光戦略について考える。
観光業界では二極化が進んでいる。低価格で大衆的なものと、高価格・高品質なもの。海外からの日本旅行はどちらかというと低価格が主流で“安かろう悪かろう”である。日本のイメージは悪くなり、二度と来たくない国になっているのが現状だ。これからは質を高める戦略を取るべきと影山さんは指摘する。
静岡県には「富士山」という観光資源がありながら、プロモートは山梨県の方がうまい。東海道では東京-大阪間の通過ポイントに落ち着いてしまっている。静岡空港開港は、通過型から滞在型へ転換するチャンスだ。情報発信と商品開発が急務だ。
しかし今の時代、資源だけでは観光客は来ない。体験や発見、交流など付加価値のあるプログラム提供も必要だ。また国際的な会議やイベントを誘致するスキルとノウハウも身につけたい。トップセールスだけでなく民間の協力も得て、経済を支える産業として静岡の観光を発展させたい。