阿部さんは同い年の北村文さんと共に、20~30代の男女に聞き取り調査をしたものをまとめました。いわゆる「合コンの心理学」「合コン必勝法」ではなく、社会学的な観点での分析です。ここでいう「合コン」とは、一夜限りの盛り上がりや出会いを求めたものではなく、その先に 交際 → 結婚 を意識したものを指します。
昔は「三高」(高収入・高学歴・高身長)の男性が人気でしたが、今は「三低」が求められているそうです。女性に対して低姿勢で、家事などを積極的にする低依存で、将来設計がある低リスクな男性が「三低」です。
また、「三高」は文字化・数値化できる条件なのに対し、「三低」は合コン会場でのふるまいを通して女性によって判断されることになります。例えば、サラダを取り分けられる男性はポイントが高い、と感じる女性が多いとか。ただし、これが妙にこなれていると逆にマイナスポイントになるといいますから、さじ加減が難しいところです。
合コンは、数名の男女が理想の異性に出会おうとする場です。メンバーがだいたい釣り合いが取れていて、多くの同階層婚カップルを生み出すことを考えると、合コンにはお見合いに近い役割があるのかもしれません。
でも、若者達は条件提示をするお見合いとは違って、あくまでも偶然性を装いたいのです。たまたま参加した飲み会で、異性と運命的な出会いをする -そんな「運命の物語」を求めて、日々合コンが行われています。
北村文・阿部真大著「合コンの社会学」(光文社新書)は今日発売です。書店で見かけましたら、一度手にとって見てはいかがでしょうか。
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