2008年1月16日(水) 国際エコノミスト 水野隆徳さん
今朝のニュース。アメリカでは、最大手の銀行シティグループが2兆5000億円の損失を計上。みずほコーポレート銀行は、アメリカの大手証券会社メリルリンチにおよそ1300億円を出資素することに合意し、また日本では株価の終値が1万4000円台を割り込むという、経済の大きな動きがありました。
新聞の見出しには「危機」という言葉が頻繁に使われるようになりました。今後予想されるのは、「景気が悪くなって、物価が上昇する状態」である、スタグフレーション(stagflation)です。いざなぎ景気を大きく越えた日本経済の景気拡大は、現在も景気が上昇していれば、2月で丸6年を迎えます。そろそろ終止符が打たれるのではないかと予想する水野さんは、2008年の1~3月期は悪い状態が続くと言います。政策による抜本的改革が期待されますが、官製不況、ねじれ国会などへの不安は、今後も経済に影響しそうです。
水野さんは、世界経済にとっても転機が訪れると言います。2007年8月の世界同時株安から、サブプライムローンの影響はまだまだ世界経済に波及を続けています。つい最近までは、先進国が引っ張っていた世界経済は、今ではBRICSなどの新興国の成長によって何とか支えられている状況です。
2008年は、日本経済にとっても、世界経済にとっても、「危機」の年になりそうです。株式や金利、為替の動きに十分注意しましょう。