静岡市にパルコや109がオープンし、明るい話題が多かった2007年の百貨店業界。しかし、全国の売上高合計は、10年連続で前年割れ、少子高齢化や人口減が進み、消費の選択肢が増える中で、流通業界は伸び悩みに苦しんでいるようです。
百貨店は、4強時代へ。{①三越伊勢丹ホールディングス②Jフロントリテイリング③ミレニアムリテイリング④高島屋}売り上げがピークだった1991年に比べると2兆円減少していて、今後も人口減で市場拡大のビジョンは見えない状態です。大都市圏は、新規出店や増床、改装が目白押しで競争が激化しています。
スーパーは、2強時代。{①イオン②セブン&アイホールディング}イオンは、07年3月にダイエーと資本業務提携し、ダイエーに15%出資。同時にマルエツにも21%出資しました。イオンのプライベートブランドであるトップバリュを、マルエツやダイエーに導入する方向です。また、セブンアイは07年3月に生活雑貨専門店のロフトを子会社化し、7月には赤ちゃん本舗も子会社化しました。
家電量販店は、相変わらず大手の売り上げ競争が激しい中、注目は「ベスト電器」です。「ベスト電器」は、業界7位で九州に地盤があり、海外展開のノウハウを持っている会社。07年8月に、最大手のヤマダ電機がベスト電器の株を5%取得したことが判明しました。今後の動きが注目されます。
このほか、ドラックストアの動きや、8年連続で前年割れが続くコンビニエンスストアなど、2008年の流通業界は、個人消費の伸び悩みにどう対応していくかが課題となっています。「明るい展望」は、もう少し先になりそうですね。