2008年3月5日(水)静岡経済研究所常務理事 中嶋壽志さん
2007年12月末の国の債務残高=借金が、838兆50億円となり、過去最高を更新したことが、財務省から発表されました。この借金の額を、国民ひとりあたりに換算すると、656億円!!
どうしてこんな借金を抱えることになってしまったのでしょうか?バブルがはじけからというもの、景気は回復せず、財政出動を行うことによって、どんどん借金が増えてしまったのです。景気がよくなれば、税収などによって補填できますが、出て行く一方だったというワケです。
国の借金として、私たちに身近なものは、国が発行している「国債」です。銀行は潰れることはありますが、国は潰れないだろうという安心感から、個人や金融機関が、国債を購入します。金融機関のお金は、私たち国民が預けているお金ですから、国は、国民に多額の借金をしていることになります。
”兆”という単位は、天文学的な数字で、1兆円というお金が、どれくらいのものなのか、なかなか感覚としてわかりません。あなたが仮に、1兆円の財産があったとします。1日に100万円使っても、2700年使い続けることができる数字なのです。
なかなかすぐにというわけにはいきませんが、プライマリーバランスの均衡を取ることが、解決策への第一歩です。つまり、2010年の初めくらいまでに、税金と事業支収を黒字にすること。さて、838兆50億円という借金を、減らすことはできるのでしょうか?