静岡県は、今まで公費負担2回だった妊婦健診を2008年度から5回に増やしました。
これは、妊婦健診を一度も受けずに病院に駆け込む「駆け込み出産」が増えていることなどが背景にあります。
「駆け込み出産」は、全国推計で年間約百万件の出産のうち五千件にも達するそうです。
そこで、今日は妊婦健診の必要性を前田産科婦人科医院 前田津紀夫さんにお伺いしました。
最近、妊婦が突然救急車で病院や産院に飛び込み、お産になるケースが増えています。
妊婦健診は一回につき、約5,000円が必要となります。予防的な取り組みであるために残念ながら健康保険の対象になりません。経済的に受診をしない人も多いようですが未受診は、
大変危険なことなのです。
未受診妊婦の出産の場合、赤ちゃんの死亡率が通常の16倍も高いことがわかっています。
また、低出産体重児や児の重症の仮死が起こることも知られています。
お母さんも出血大量となったり、重症の妊婦高血圧などの異常が起こりやすくなります。
出産でこのような危険がある”未受診妊婦”を減らす為に4月から妊婦健診の公費負担が増えました。平均5回、総額31000円程度の公費負担が行われます。
今回妊婦健診の公費負担が増えることとなりましたが、分娩可能な医療の減少、産科医の労働環境改善など問題が山ずみになっています。早急の対策が今求められています。