7月28日(月)放送
松竹映画「男はつらいよ」第1作が公開されてから今年で40周年を迎える。志村先生は、熱狂的寅さんファンで、このたび「寅さんに学ぶ日本人の生き方ー世の中、銭金、勝ち負けだけじゃ哀しいー」を執筆。8月に扶桑社から出版される予定。
全48作をそれぞれ10回以上は見ているという志村先生に寅さん映画の魅力を語っていただいた。
【寅さん映画のいいところ】
まず、悪い人が出てこない。例外で2人悪人がいるが、基本はいい人ばかりで暴力シーンもない。
また登場人物は、分をわきまえていて、それぞれがそれぞれの価値観で生きている。誰もが「いい大学に入ろう、お金をたくさん稼ごう、勝ち組になろう」と言っている現代にはない価値観の多様性がある。
そして寅さんはよく「お天道様が見ている」と言うが、これこそ教育の原点である。「ばれなければいい」ではなく、誰も見ていなくても悪いことはしない。逆もありで、誰も見ていなくても良いことをする。
こんな時代だからこそ、寅さんの世界から日本人の生き方を学んでほしい。
しかし寅さんの恋は、いつもうまく行かない気がする。志村データによると、寅さんの完璧な失恋は48作中6回だけ。ということは7勝1敗?!モテ男じゃないか。
寅さんは、良い雰囲気になっても自分から身を引く。志村先生はこれを「断恋(だんれん)」と呼ぶ。潔さはカッコイイが、みんながこれに倣ったら・・・。