6月29日 洪水ハザードマップ②
集中豪雨による浸水被害は、毎年、全国で起きていて、静岡県も例外ではありません。各市町村では被害に備える為、浸水の想定地域や避難場所などを示した「洪水ハザードマップ」を作っています。今回は、この地図上の浸水予想地域で実際に起きた水害を例に避難方法を考えます。
沼津市の洪水ハザードマップは、狩野川の氾濫を想定しています。最も被害が大きい場合、東部の大平地区では、家の2階の床の上まで水に浸ります。
背後に山が迫る大平地区。降った雨は、狩野川に注ぐ小さな川に集まります。おととしの台風では、この川が溢れました。狩野川は、上流の大雨ですでに増水していて、この地区の雨水を流す事が出来ませんでした。
ハザードマップには、避難所の位置や崖崩れの危険箇所が示されて、避難経路を決める参考になります。しかし、2003年夏の水害では、避難所のひとつ、中学校への避難経路に問題がありました。
水の深さが、ひざ上に達し、避難所まで行けなかったのです。急に水かさが増したため、逃げ遅れて、ゴムボートで避難した人もいました。普段は通れるはずの道も、土砂が崩れ道がふさがれたり、増水で橋を渡れないなど、状況が変わります。
洪水ハザードマップを上手に活用して、自宅から避難所まで実際に歩きながら、危険な場所が無いか、大雨が降る前の確認が必要です。