9月14日 東海地震に備える 木造住宅では…
私たちを襲う東海地震では、全ての死者の8割にも及ぶ4600人が建物の下敷きになって命を落とすと想定されています。
築25年を超える木造住宅を対象に行った「耐震診断」の結果が8月、木耐協から発表されました。安全基準を下回る住宅がおよそ9割。7割は「倒壊」または「大破壊」の危険があるという結果でした。
10年前に起きた阪神・淡路大震災でも、1981年5月以前の古い建築基準で建てられた木造住宅に、倒壊の被害が相次ぎました。倒壊を防ぐには、耐震補強が欠かせません。
では、耐震補強には、どのような効果があるのでしょうか?
今年1月に行われた木造住宅の引き倒し実験。実験に使った築50年を超えた木造住宅は、基礎が弱く、土台が腐り、柱や壁の強度にも問題がありました。
この住宅に地震を想定した力を加えると、すぐに変化があらわれ、倒壊しました。
今度は、同じタイプの住宅に壁や基礎を補強する耐震工事を行い、強い力を加えました。すると、同じ力を加えても数センチ斜めに傾いた程度。こんなに古い家でも、耐震補強をすれば、倒壊を防げるのです。
倒壊による死者を0にする為に県が行っているプロジェクトが「TOUKAI-0」。専門家による無料の耐震診断や工事費用の補助が受けられます。市や町の建築担当窓口で受け付けていて、電話でも申し込みが出来ます。
耐震補強の工期は約3週間。1部屋ごとに工事を進めるので、引っ越しなどの手間はかかりません。次回は、耐震補強工事の施工例を紹介します。