11月9日 トリアージ訓練②
東海地震のような大きな災害では、病院や救護所は大混乱となります。一人でも多くの命を助けるために、災害時には、患者の症状を判断する「トリアージ」が行われます。今回は、「トリアージ」の具体的な判断基準を紹介します。
「トリアージ」とは、4つに色分けされたカードを患者の体につけ、治療の順番を決めるものです。
「黒」は、蘇生の可能性が無いとして、治療はされません。「赤」は、命の危険がある重症。治療が最優先されます。「黄」は、2~3時間は処置が待てる状態。「緑」は、命に別状の無い軽症です。
静岡市内の小学校で行われたトリアージ訓練。救護所には、さまざまな症状の人が運ばれてきました。
・顔面打撲で鼻血 判定「緑」 地震の揺れで、柱に顔をぶつけ鼻血。 多少の出血や骨が折れた程度では、治療は後回し。 家族や地域の人による「応急救護」が重要。
・骨が飛び出す程のけが 判定「黄」 自転車で溝に落ち、足の骨がむき出しになる深い傷。 数時間、治療を待っても命の危険はないと判断。
・頭を強く打ち出血、意識不明 判定「赤」 階段から転落し、頭を強く打つ。出血を伴い意識不明。 頭の中の出血が考えられ、命の危険あり。
・全身に傷を負った赤ちゃん 3階から落ちた赤ちゃんは、全身に傷。 体の弱い赤ちゃんが多くの傷を負っているので、助からないと判断。
トリアージは、結果を受け入れ、ひとりでも多くの人を助ける事が大切です。また、軽症の「緑」の患者への手当ては、家族や地域の役割です。訓練に参加し、応急救護の知識を身につけることも大切です。