12月21日 地域防災訓練③「携帯メールで情報伝達」
被災生活で不足するのは、水や食料、トイレばかりではありません。通信手段が寸断され、自分の住む地域の被害状況や家族の安否を知るのも難しい状況になります。被災直後には、特に「情報」が頼りになります。
情報伝達の手段として、これまで多くの災害で活躍してきたのがインターネットや電子メール。2004年10月の「新潟県中越地震」でも、携帯電話のメール機能が比較的つながりやすく、有効だったといいます。
そこで、2005年の「地域防災の日」では、携帯電話のメール機能を使って、県内各地から情報を集め、発信する訓練がありました。
東海地震対策として、県とボランティアが協力して運営しているシステムに「東海地震・ドット・ネット」があります。メールで情報を集め、インターネットで公開。被災者同士での情報交換や外からやって来るボランティアにも役立ててもらおうというものです。
使い方は、携帯電話で写真を撮影し、情報文を添えてメールで送るだけです。情報は、携帯電話とパソコンで見ることができます。
訓練では、県内各地から、けが人の状況や津波の様子、ボランティア本部の立ち上げなどの情報が送られてきました。印刷して避難所に掲示すれば、より多くの人に見てもらえます。また、写真や文字の情報は「耳の不自由な方」にも有効です。
しかし、問題点もあります。過去の地震では、被災地で○○が足りないという情報だけがひとり歩きし、大量の物資が集まり過ぎて、逆に被災地の迷惑となってしまう事がありました。情報を送る時には、必ず、場所や時間、問い合わせ先などを書き添える必要があります。