11月28日 「自主防災組織による救出訓練」
今度の日曜日、12月2日は「地域防災の日」です。
県内ほとんどの地域で私たち、住民が主役の防災訓練が実施されます。
大きな地震災害が起きると建物の倒壊などで多くのけが人が出ます。
しかし、被害が同時に広がるため消防などの救出活動には限界があり、救助や応急救護は私たち市民の役割になります。
今月中旬、静岡市葵区の竜南小学校では、自主防災組織による倒壊家屋からの救出訓練がひと足早く実施されました。
無事、救助しましたが町内には同じようなけが人が大勢います。
医師がいない災害現場で多くの人の命を救うにはけが人を病院へ運ぶ順番を私たち住民が判断しなければなりません。
判断の基準となるのがトリアージです。 症状の悪いほうから黒、赤、黄色、緑の4段階に色分けした切り取り式のカードで治療の順番を決めるものです。
訓練では特殊なメイクをした住民を患者にみたて、けがの具合を判断しました。
例えば、この患者は足の骨が剥き出しになるほどの大けがをしています。しかし、患部を清潔にすればすぐに命を落とす心配はないので「黄色」と判断して治療は後回しとしました。
一方、こちらの患者は倒れてきた電柱に長時間、下敷きになっていました。
出血はありませんが内臓の破裂が考えられるため命が危険な「赤」としてすぐに病院へ運びました。
このほか「緑」は命に別状の無い軽症。「黒」は蘇生の可能性が無いとして病院へは運びません。
「赤」の患者の治療は病院の医師に任せますが「黄色」や「緑」の患者の応急救護は私たち、市民の役割です。
訓練に参加した大村医院の院長は、「住民によるトリアージでより早い治療ができ、医師が再度、判断した時にも理解してもらえて混乱も防ぐことが出来る。」と話します。
今年の地域防災訓練はトリアージや応急救護など被災現場での医療をテーマにした訓練が数多く実施されます。
大切な命を地域の力で救うため今度の日曜日は訓練に参加しましょう。