2月20日 「新しく考案された訓練 HUGとは」
今日はHUGという県内で新しく考案された訓練を取り上げます。
訓練といってもカードゲームですが、気楽に多くの事を学べるのが特徴です。
カードゲームに参加しているのはこの地域の自主防災会を中心とした人たちです。たかがカードですがこのカードが私たちに大きな教訓を示してくれます。
カードには被災者の年齢や持病、ケガの程度といった個人情報が載っていて、参加者はスペースに限りのある「避難所」にどのように、入れていくかを考えます。
HUGは避難所運営ゲームの略で県の西部地域防災局が去年考案しました。
開発した県の人に話を伺ったところ、「他の訓練だと脇役になってしまって面白くない人も出てくるが誰もが主役になれるように意見を出し合い、コミュニケーションを図る目的がある。」と話します。
冬の午前11時に東海地震が起き、暗くなる午後4時ごろ、避難所の小学校に住民が集まるという想定です。カードには住民の様々な情報が入っています。
避難所は120人しか入らない体育館。猫を入れてもいいか考えます。
参加者たちは「猫は体育館にあげてはいけない。そうしたら外に置くか?しかし犬と一緒ならうるさくて困る。」などと言った意見が交わされました。
結局猫は外で、犬と離して置くことに決めました。
避難生活で持ち上がる「使用禁止にしているはずのトイレがたまってしまった。」といった問題もあります。
今回は学校のプールの水を使って流すことにしました。
時間はかかったものの様々な問題を住民が知恵を出し合い、解決していきました。
今回訓練に参加した人たちは「楽しいし、実際に役立つ。」、「HUGは訓練として有効。」と話します。
HUGの訓練を依頼した鈴木さんに伺うと
「避難所は狭く、一気に人が沢山くると間違いなく混乱する」と前もって訓練をしておく必要があると述べました。
この地区の小学校では避難所としておよそ500人を受け入れることができますが、災害時、最大で6000人来ると予想されています。避難所を運営するのは、地元の住民です。住民がこうした訓練を普段から積んでおく必要があるのです。