3月5日 「役立つ備え、意外と身近に・・・」
災害時に本当に役立つ備えを集めた展示会が先日、東京で開かれました。
過去の地震で活躍した防災用品は意外にも身近にある物ばかりでした。
『もしも』の時のための防災用品ですがただ揃えただけでは本当に役に立つのか分かりません。大切なのは何をどうやって使うのか?『いつも』使っている物を災害時に役立てようという考え方が広がっています。
防災用品の展示会を開いたのは生活雑貨を扱う「無印良品」です。
並んでいたのは、一見、どこの家にもある生活用品ばかりです。
しかし、これらが災害時の強い見方になってくれると言います。
展示会を開く切欠となったのは去年、出版された一冊の本でした。
阪神・淡路大震災の被災者167人に今、改めて話を聞き、体験談をまとめた「地震イツモノート」です。
「もしも」地震が起きたら…ではなく、「いつも」出来る備えが大切だと、この本は訴えます。
本を企画した永田さんは、「普段ある物が無くなるのが地震。電気、ガス、水。そんな中で普段から使っている物が役に立つ。」と話します。
本には、被災地でこんな物が役立ったという体験談が紹介されています。
「明かりはなくなる」
暗闇を照らす懐中電灯は必需品です。周りを照らすだけでなく明かりが心の支えにもなったといいます。
しかし、電池が切れていたという声もありました。
「連絡はとれない」
家族や知人への伝言を書いてどこにでも貼れる。
電話が通じない被災地で粘着テープは大事な連絡手段でした。
「水はなくなる」
普段は、被せて使う「食品ラップ」。
食器に直接、巻いてその上に食べ物をのせれば食器が汚れません。
水を使わない為の工夫です。
ラップは傷口の手当てや寒さ対策にも役立ったと言います。
「ホコリがまう」
崩れた建物からはたくさんのホコリが舞い上がります。雨や風だけでなく、ホコリから身を守るためにもレインコートが活躍しました。
本を企画した永田さんは、「地震は非日常のことだが日常から取り組みことが重要。それを助けてくれるのが防災グッズ。」と話します。
「防災イツモノート」には事前の備えの他に救助活動や避難生活の実態も綴られています。いざという時に慌てない為には1年中、365日が防災の日のつもりで「いつも」心構えをしておくことが大切です。