4月2日 「”東海地震判定会”に新しい会長が就任」
東海地震の発生が差し迫った場合に専門家の立場から重要な判断を下す「東海地震判定会」の新しい会長が4月1日、就任しました。新会長に東海地震の現状と予知について、お話を伺いました。
地震防災対策強化地域判定会、いわゆる東海地震判定会の会長に就任したのは東京大学名誉教授で1995年から判定会の委員をつとめる阿部勝征さんです。
阿部会長は、まず伊豆諸島の地震活動や去年11月ごろから県西部で集中した地震について「(東海の)予知で発生時期を特定できるものではない。」「東海地震との関わりはプレスリップのみ。」と話しました。
プレスリップとは地面の中の断層が地震で激しく動く前に、まず徐々にゆっくり動き始める現象です。
地殻の変動を観測する「歪計」で変化を捉えることが出来れば事前に情報を出すことが可能になります。
歪計が通常と異なる変化を観測した場合、その数が1カ所なら「東海地震観測情報」、2カ所なら「注意情報」、3カ所以上の場合は警戒宣言につながる「予知情報」が気象庁から出されます。
阿部会長は観測した異常がその後、どれぐらい早く強い揺れにつながるのか、その見極めが肝心だと言います。
震源が「歪計」のない海の中である場合など、プレスリップが観測できない場合もありますが、予知情報が出せた場合には、「一体地震は何時間後なのか?何日後なのか?」という情報提供まで調整しようという姿勢が感じられた阿部会長の会見でした。