よくわからない時代、よくわかるニュース。「SBSテレビ夕刊」毎週月~金 夕方5:45
今週の特集
防災最前線
野路毅彦の気になった特集週1便
水野涼子のおでかけ日記
テレビ夕刊ができるまで
ご意見・情報募集
SBS Top
テレビ夕刊 Top
防災最前線

5月21日 「静岡気象台のトップに聞く」


先日、本州の南を進んだ台風4号の進路図で日曜日の時点での予想です。

進行方向が「予報円」として示されていますが、天気予報ではおなじみのこの「予報円」の考案者が静岡地方気象台の台長として着任しました。
 
阪神・淡路大震災や4年前の福井豪雨など数々の災害を経験しています。

 

この春、静岡地方気象台の台長として赴任した饒村曜(にょうむら よう)さんです。

気象庁では台風博士として知られています。
毎年、夏になると目にする台風の進路図。

気象庁が26年前に「予報円」を描いた進路図を導入した際、饒村さんが中心となって活躍しました。

 

 

饒村さんは
「台風災害は必ず減らせる。準備する時間がある。」
と話します。

 

 

 

しかし、準備の時間がわずかしかないのが近年、全国的に増えている集中豪雨です。

静岡市内でも4年前に1日300ミリを超える記録的な大雨が降り災害が発生しています。

 

 

 

 

 

静岡の前には和歌山や福井で気象台長をつとめた饒村さん。

4年前、4人の死者を出した「福井豪雨」を経験しています。
福井市の中心部が完全に水に浸かり鉄道の橋が流出するほどの災害でした。

饒村さんは
「ここ最近は極端な現象が増えている。警戒すべき。」
といいます。


 


気象台のもうひとつの重要な役割が地震の観測です。
今から13年前に起きた「阪神・淡路大震災」。

饒村さんはこの震災も経験していて当時、神戸の気象台で予報課長を務めていました。


 

 


気象台では棚の固定が十分ではなく本や書類が飛び出しガラスが割れました。
戸棚が倒れ、中に入れない部屋もありました。


 


このように震度7の揺れに襲われた気象台でしたが地震の情報や天気予報が途切れる事はありませんでした。 

気象台の命とも言える「観測機器」だけは机や床に固定していたからです。

饒村さんは
「家庭においても少しでも固定しておけば被害が軽減できる。ケガの程度は一つ減ります。」
といいます。

 

 


近い将来、東海地震が予想される静岡県。

地震や気象の観測技術は、日々、進歩しています。


 


しかし、大切なのは防災を意識して日頃から私たちがどんな備えをしているかだと饒村さんは言います。


 

静岡県民は防災への意識が高く地震はもちろん、大雨や台風などの水害にも強いと饒村台長は感じているそうです。 
情報を素早く分かり易く伝え、災害経験を生かして静岡のみなさんと一緒に防災対策を進めたいという事でした。


 

 

ページトップへ
Copyright (c) 2005 Shizuoka Broadcasting System., All Rights Reserved. tvukan@digisbs.com