6月18日 「相次ぐ大地震 断層の恐怖 県内では・・・」
先週土曜日に起きた岩手・宮城内陸地震や中国・四川省の大地震は地下に潜む断層が引き起こしました。こうした断層は、県内にも複数あり、中には、近い将来、大きな地震を引き起こす恐れのある活断層もあります。
県内には、富士川河口や北伊豆、神奈川県との境などに断層帯が知られていて、いずれも過去に活動の記録があります。岩手・宮城内陸地震の規模はマグニチュード7.2でしたが、ひとたび、県内の断層が動けばこれを上回るマグニチュード7.3から8程度の規模が予想されます。
静岡大学大学院の林教授は「静岡の断層は発達している。真上ならば強い被害を受ける。」と言います。
北伊豆断層帯では、1930年の地震で272人の死者を出しています。
箱根芦ノ湖から修善寺まで続く長さ35キロの断層が動いたもので地震の規模は阪神・淡路大震災と同じM7.3でした。 しかし、文部科学省の地震調査研究推進本部によると北伊豆断層帯で今後300年以内に再び、地震が起きる確率はほぼ0%とされています。
一方で、活動の恐れが高いのが残りの2つの活断層です。
東海地震との連動も視野に県の第3次被害想定に盛り込まれているのが富士川河口断層帯です。 この断層帯では1500年から1900年の周期で活動を繰り返していて今、再び、その周期を迎えています。
地震が起きる確率は30年以内に最大で11%、100年以内に30%、300年以内に70%と高い確率です。
予想される規模はM8で中国・四川省の大地震を上回ります。また、神奈川県との境にある断層帯も地震発生の確率が高くM7.5程度と予想されます。
一方で、日本には十分に研究が進んでいない断層が数多くあります。
気象庁は、土曜日の会見で岩手・宮城内陸地震の断層について「主な活断層リストに今回の地震の発生した場所に対応する活断層はありません。どのような活断層があったのか承知していません。」とコメントしています。
県内の断層を研究する静岡大学大学院の林教授は日本平付近にも活断層があると指摘しています。
さらに、静岡市内では過去100年の間に3回、M6を超える地震が起きていて「静岡地震」と呼ばれています。
静岡地震を引き起こす断層は特定されていませんが1935年には9人の死者を出していて、こうした数十年おきに繰り返される地震による被害も見逃すことは出来ません。
岩手・宮城内陸地震の震源に近くにも断層帯があって今回の地震との関連性が議論されていますがこの断層帯で300年以内に地震が起きる確率はほぼ0%とされていました。 また、日本にはまだ知られていない断層も数多くあると見られます。
私たちは、いつ、どこで地震がおきても命を守れるように備える必要があります。