5月14日 「四川省の巨大地震 被害さらに・・・」
中国・四川省で起きた巨大地震による死者、行方不明者は5月14日までにおよそ2万人にのぼっています。多くの人が活動している昼間に起きた今回の地震は建物の耐震化など地震対策の必要性を改めて示しています。
地震が起きたのは12日の午後でした。
地下の浅いところで起きた地震で地震の規模を示すマグニチュードは7.9という巨大地震でした。
中国政府当局によると死者、行方不明者はおよそ2万人で学校などの建物の倒壊でさらに9400を超える人が瓦礫の下敷きになったままです。 深刻な被害が伝えられていますがこの地震は日本で起きた過去の大地震と比べるとどの程度に当たるのでしょうか。
筑波大学の八木勇治准教授は、共同通信の取材に対し隣接した2つの断層が連動して起きた地震で断層の長さは合わせて300キロにも及ぶとしています。
これは、1995年の阪神・淡路大震災の断層と比べ6倍以上の長さです。
また、県内を襲った内陸直下の地震で最も被害が大きかったのは1930年の北伊豆地震です。
死者が272人、全壊家屋が2165棟の被害でした。
箱根芦ノ湖から修善寺まで続く長さ35キロの丹那断層によるもので地震の規模は阪神・淡路大震災と同じマグニチュード7.3です。
マグニチュードからエネルギーを計算すると四川省の地震は阪神・淡路大震災や北伊豆地震の8倍となります。
ところが、規模の違い以上に多くの犠牲者が出ています。どうしてなのでしょうか?
被害を大きくした理由は耐震性の低い建物が多かったこと、昼間の都市部が被災地になったことなどが挙げられます。
先月1日現在、静岡県が所有する建物の耐震化率は83.1%です。しかし、耐震性が劣る残りの17%には災害時の拠点になる建物や多くの人が利用する建物、県営住宅などが含まれています。
県では、2011年度末までに耐震化を終えたいとしています。
また、学校の耐震化について静岡市では今年度末までに校舎の98.4%、体育館の92%の対策が終わり、来年度末の完了を目指しています。
しかし、一部の市や町では対策が追いつかず5年後の2013年度末までかかる見通しで前倒しが出来ないか検討が進められています。
津波をのぞくと地震による死者のほとんどは建物倒壊や家具の転倒による圧死が原因です。
東海地震の規模は中国・四川省の地震を上回るマグニチュード8程度と想定されています。一般の住宅の含めて耐震化が急がれます。