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10月7日 ロダン体操


皆さんは、静岡の新名物「ロダン体操」を知っていますか?

 

静岡県民なら誰でも知っている(であろう)「さわやかに 富士はそびえて♪」という、しずおか賛歌に合わせてロダン彫刻のポーズをつなげて体操にしたものです。考案したのは浜松市出身のアーティスト高橋唐子さん。2003年、静岡国体の年に開催された静岡県ゆかりの若手アーティストの展示会の時に、ロダンをテーマにしたワークショップの中で生まれました。

 

ロダン、体操??ビックリしますよね。私が「ロダン体操」という言葉と出会ったのは昨年の夏。日本有数の展示数を誇る静岡県立美術館のロダン館で「ロダン彫刻の真似をしよう」というイベントを取材している時でした。学芸員の堀切さんと話をしていたら「水野さん、ロダン体操というものがあるんですよ」と堀切さん。その言葉を聞いた瞬間、見てみたい!という衝動にかられ、すぐに取材を申し込んだのですが、考案者の高橋さんが静岡にはいない、今は海外に行っている…という事で断念。でも心の中でいつかは取材したいという想いを温めてきました。

 

今年のお正月に帰省した高橋さんにアポイントをとり、取材が実現。そして今月1日、市民主催の「草薙のんびりツアー」があり、過去最大の規模でロダン体操をするというので県美のロダン館に取材に行ってきました。

 

このロダン体操、まずはロダン彫刻を見て回りながらその彫刻のポーズの真似をして姿勢を確認することから始めます。実際にポーズをとってみると発見がいっぱいです。誰でも知っているロダンの「考える人」ほおづえをつくポーズはすぐに想像できますが、そのほおづえをついている手は右手なのか、左手なのか?今まで気にした事もなかったのですが、実際やってみるとこれが不自然なポーズでなかなかきついんです。

 

その彫刻のモデルがどういう状況で、どんな人なのか、何を考えているかなど説明を受けながらポーズを真似していくと、まさに体を使って鑑賞している感じです。

 

そしていよいよ曲に合わせて体操していきます。しずおか賛歌に合わせながら、高橋さんが「鍵を持つ、反対で、頭かかえてアンドリュー」など掛け声をかけてくれるので(私はこのフレーズが特に好き)自然にポーズを想い出すことができます。体操の前にロダン彫刻の説明もしっかり聞いているので、何でアンドリューが頭を抱えているのかも分かっちゃう所がこのロダン体操のすごい所。いい運動にもなって、ロダン彫刻も楽しく勉強できて一石二鳥!

 

芸術は敷居が高いと思われがちですが、それを何とか入り口を低くして面白くしようと奮闘する高橋さんの意図通り、この「ロダン体操」をすると、いつもは静かなロダン館から笑いがあふれます。

 

美術館は静かでなければならない、美術って難しい、という思い込みから私を解放してくれたロダン体操。参加者の目も輝いていました。

 

それにしても100人を超える人々が地獄の門の前で繰り広げるロダン体操は壮観でしたよ!

 

静岡県内の小中学生がロダン館を見学するときに、この「ロダン体操」をしたらきっと美術がもっと好きになるかも知れないなぁと思いました。私も高橋さん、ロダン体操の魔法にかかったのですから。

 

近い将来、静岡県民誰でも「ロダン体操」ができる日が来て欲しい、そして今度はロダン館一杯に広がってのロダン体操を取材したい!ロダン体操皆さんも注目していてください。

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