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2007年6月27日 「間伐材で作った木製バット」


 


6月27日(水)、杉の間伐材で作った木製バットの話題をお送りしました。

 

林業を営む上で、植林した木を一定の年数を経たところで間引きするというのは当然の作業です。その間引きによって出た木が「間伐材」です。かつては薪や杭として使われていましたが、その需要は今ではめっきり減って、間伐材は切った場所に放置されています。撤去したくても、嵩のあるもので運搬費用もばかにならない場所にあるので、費用に見合う売却方法が見つからないと、そのままほったらかしになってしまいます。

 

僕個人としても、こういう間伐材がうまく処理できるように、割り箸などにして使えば、固定的なイメージとは反対かもしれないけれど、資源の節約になるのになと考えていたのですが「これを野球のバットにして売れば放置山林の問題が改善できるのでは」と思いついたのが、農業支援の仕事をしている静岡市の宿田雅稔さんです。宿田さんは、清水商時代に甲子園での練習を経験した(残念ながらベンチ入りは出来なかったそうです)元高校球児。今も少年野球の指導をしています。「間伐材バット」のもう一つの狙いは「野球の競技力向上」です。宿田さんは「幼少期から木製バットを使えば野球のレベルは上がる」と感じています。

 


ではなぜ、木製バットがアマチュア野球から消えていったのか?それは硬式用のものだと、現在の値段で1本1万2千円から2万5千円くらいするのに、ボールがちょっと根っこに当たってひびが入ったらもう使えなくなる。対して1970年代半ばに登場した金属バットは、現在1本2万5千円くらいしますが折れて使えなくなる心配がまずありませんから、木製と比較して安上がりなのです。だからこそ金属バットに切り換えていったのです。

 

 


つまり、もう一度子供たちの野球に木製バットを取り入れてもらおうとするなら、バットの値段を下げなければなりません。宿田さんが目指す値段は1本千円! 無料お試しバットを一定量配ったあとその価格の実現するためには、バットの表面に広告を載せることで、計2億円のスポンサー料を出してくれる企業が必要という計算だそうです。

 

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