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2005年5月16日 レースにかける


5月16日(月)に、この春高校を卒業したばかりの少年の、カーレーサーへの挑戦をリポートしました。

 挑戦しているのは、静岡市清水区興津出身の、松下昌揮さん(18歳)。高校時代から、カーレースに参戦してきた昌揮さんが、今、勝負をかけているのは、フォーミュラ ドリームというカテゴリーです。年間9戦のトータルポイントでトップに立てば、自動車メーカーなどの全面的なバックアップで、1つ上のカテゴリーであるF3の舞台に立てることが約束されています。2、3位の場合には、資金援助がある中で、来年のフォーミュラ ドリームで再挑戦が出来ます。4位以下の選手に「プレゼント」は何もありません。強いて言えば「『退場』の通告」ということでしょうか?どうしても、フォーミュラ ドリームで、もう1度走りたいなら、「参加費用の1200万円が、改めてかかりますよ」ということになります。



 

何故、カーレースには、そんなに多額の金が掛かるのか?それは、何千万円という単位の高額の車を使い、多くのスタッフを抱えてのスポーツだから。しかし、松下さん父子は、「もともと家が、相当のお金持ちという、一握りの人にしか、トップドライバーになる道はない」というところを打ち破っていきたいという、意地のようなものを持っています。しかし…

家業は、自動車の販売・修理という松下さんですが、昌揮さんのおじいさんの資金援助を受けたとしても、「家の金でレースに出してやれる」という限界には来ていると言います。フォーミュラ ドリームは、そんなカーレースに憧れる「普通の人」達の夢を叶えようという仕組みですが、それでも年間1200万円かかる…理想と現実とのギャップは、あまり埋っていません。

 

 

彼は、高校時代から自分のスポンサー探しに、自ら、地元企業を回る程のタフな少年でしたが、18歳にして、人生最大の、あとのない勝負をしているプレッシャーやストレスから、今、体調を崩しています。そんな中、第1戦5位、第2戦4位の成績をおさめました。体調不良を割り引けばよくやっている順位だとおもいますが、最初に書いたとおり、トータルで、4位も最下位も結果は同じという世界です。でも「まだ7戦残っているので、焦りは禁物。自分の力を信じて、頑張れ!松下昌揮!!」です。

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