2005年6月21日 静岡市の大雨浸水対策
6月21日(火)に、去年・おととしの大雨を教訓にした浸水対策が、なかなか進んでいないというリポートをお送りしました。
今回のリポートで取り上げた、その地区は静岡市駿河区丸子芹が谷町。特に急峻というわけではないものの、山が迫った低い土地で、ひとたび集中豪雨となると、浸水被害の出やすい地区です。
事実、去年・おととしと2年連続で、浸水被害が出て、地区の3分の1の家屋が水に浸かったこともありましたし、去年は、道路に胸の高さまで、水が溢れる事態になりました。
地形的な問題の他に、施設的な問題としては、地区にある2本の水路は、幅や深さが十分とはいえず、また、丸子川に合流するところで、丸子川の水嵩が高くなっていると、2本の水路を下ってきた雨水が、逆流して、溢れてしまうという点も挙げられます。
去年の豪雨を受けて、静岡市の小嶋市長は、去年7月、「できるだけ早く、市民に水害対策を示したい」という旨の発言をし、検討委員会も立ち上がりました。しかし、その後の1年間で、行われた対策は、被害が大きかった地区の原因の調査をし、「今月、対策案を出します。」というところまで。もう、梅雨に入り、いつ集中豪雨があっても、おかしくないシーズンに突入したのに、具体的な対策工事には、殆ど入れていないのが、現状です。一般的な感覚から言うと、やってることが遅すぎます。
勿論、水害対策工事のためには、山や、今ある水路の、土地の所有権などを整理して、理解を求めた上で、工事に取り掛かる必要があります。行政側は「早急な対応にならない」理由を、こう述べるわけですが…、「3年も続けて、家が水に浸かるかもしれない」と心配する住民の気持ちには、思いが至っていないと、言わざるを得ません。少なくとも、種々の事情で、すぐの対策が出来ないのなら、その理由や今後の見通しを、地区の人達に伝える努力はもっとしてもいいのだろうと思います
去年7月の「できるだけ早く、市民に水害対策を示したい」という旨のトップの発言を大事にする、具体化するというのはそういうことなんだろうと考えます。