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2005年7月7日 マクロビオティック


 

7月7日(木)、「主食は玄米などの、精白していない穀物を」「肉や乳製品、卵の摂取は、月に数回まで」と呼びかけるのは、久司道夫さん。和歌山県生まれで、アメリカのボストンに在住する、健康を目指す食事法「マクロビオティック」の提唱者です。その久司さんが、県の招きで講演しましたので、インタビューしました。

 

「マクロビオティック」で、奨められるメニューは、伝統的な日本の食事が基礎になっていますが、それにもう既に、アメリカで200万人が取り組んでいるというから驚きです。レストランにおける「日本食」および「日本風料理」のブームと合わせ、今の日本の食材・調味料・調理法が大いに注目されています。

 

さて、日本の学校給食は、戦後、毎日必ず牛乳(かつては脱脂粉乳)を子供たちに提供してきました。久司さんは、「それは間違いだ」と指摘しました。久司さんによると「牛乳は、牛の乳であって、人の乳でない。(久司さんによらなくても当たり前だ!)だから、本来、牛乳は、牛が飲むべきものとして出来ている。蛋白質や脂肪の分子に着目してみると、牛乳のそれは、母乳のものと比べて大きく、人間が自由に使いきれない。蓄積されがちとなる。カルシウムは海藻等から、摂った方がよろしい」ということなのです。「牛乳嫌いの子供の味覚というものは正しい。本能的に人間が摂取すべきものではないことが分かるのだ」と、久司さんがおっしゃるので「僕は、子供の頃から牛乳が好きでしたよ」というと、「赤ん坊の時に、牛乳由来の乳を飲まされていたのでしょう。それで牛乳の臭みにも慣れてしまったのだと思いますよ」という答えが返って来ました。

 

静岡県は県東部に医療や薬品などの先端健康産業を集積させる、ファルマバレー構想を持っていますが、その中で、健康的な食材の開発にも取り組むという目標もあります。個々人として、「マクロビオティック」に共鳴し、実践する人がある程度増えてくることは予想されますが、これを県の施策にどう取り入れていくかは、①実践に「ストイックさ」が求められるものであること、②これまでの栄養学の常識を覆す考え方であること、また、③非産業的要素が色濃いこと(つまり、経済波及があまり期待出来ない。もっと雑駁に言えば、儲かる話じゃないということ)といった点が挙がるだけに、なかなか難しいところがあるように思います。

 

 

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