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2005年8月24日 1自治体に複数選挙区


 

8月23日(火)~25日(木)、「様変わりする選挙事情」という括りのシリーズをお送りしました。25日(木)にお送りしたのは、「市町村合併が進んで、2つ(あるいは3つ)の選挙区にまたがる自治体が出来てしまった」というリポートでした。県内には、「1自治体(市・町・区に)複数選挙区」というところが、3ヵ所あります。

 

①浜松市は、合併前から、1自治体1選挙区とするには人口が多く、旧浜松市中部・東部・南部の8区と、旧浜松市北部・西部と湖西市・浜名郡・引佐郡・浜北市・北遠の7区とに分れていました。しかし、新しい浜松市の合併には、静岡3区が選挙区である、周智郡春野町も加わりましたから、新しい浜松市は、域内に、3、7、8の3つの区を抱えることになりました。

 


②静岡2区の御前崎町と、静岡3区の浜岡町が合併して出来た御前崎市。合併しても選挙区は、そのままです。

 

③静岡5区の伊豆長岡町と、静岡6区の韮山町・大仁町が合併して、伊豆の国市が誕生しましたが、選挙区割りは、そのままです。

 

選挙の区割りで、最も重要視されるのは、「1票の格差の平等化」です。この鉄則が、「自治体の線引き通りに…」という、原則をはるかに、超えているのです。逆に言うと「1票の格差の平等」さえ、損なわなければ、自治体の線引き通りに、選挙区を変更することは、それほど難しくないということです。

 

そういう意味で、①の旧春野町が7区に入ること、②の旧御前崎町が3区に入ることに、問題はありません。(②で、旧浜岡町が2区に入った場合は、現在、区内の有権者数は2区の方が多いので、2区・3区間で今より1票の格差が広がってしまうことになる。)

 

③のケースは、微妙です。前回総選挙時のデータで、5区の有権者数は約44万4千人。6区は約45万4千人で、この2つの区は、県内で有権者数が最も多い選挙区と、2番目に多い選挙区なのです。これで6区から旧韮山・大仁の3万人近くが5区に移ったら、5区は47万人を突破。反対に、5区から旧伊豆長岡の約1万3千人が、6区に移ったとしても、6区の有権者数は、47万人に近づいてしまいます。この47万人が、全国で最も少ない有権者数の選挙区と比べて、1票の軽さが許容できるものかどうかが、伊豆の国市が一体の選挙区となれるかどうかのポイント、判断基準となります。

 

但し、次回の選挙区割り再検討は、2010年の国勢調査をもとにして、ということですから、9・11総選挙の、次の総選挙も、今回と同じ区割りで実施されます。また早めの解散があると、今回を含めて、あと3回は、同じ区割りで、衆議院選挙が実施されることになります。あしからず。

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