2006年3月9日 大人のための塗り絵
3月9日(木)、「大人のための塗り絵」が、今人気!という話題をお届けしました。
ご存知ですか?「大人のための塗り絵」。そんな話題をしていると、マリリン・モンローのピンナップなど色気のある絵が載っている塗り絵のことか?!と、勘違いする人もいましたが、そうではなくて、大人が、特に中高年が、脳の老化防止を主な目的に、取り組む塗り絵のことです。
静岡市駿河区のセントラルスクエアの中にある書店に行ってみると、「大人のための塗り絵」が30種類以上、取り揃えてありました。
手本となる写真や絵を見ながら、花などの線画に色づけしていくものが一般的ですが、
●両面から透かしてみえる、ステンドグラスの塗り絵
●ゴッホやルノワール、モネ、歌川広重などの名画を模写する塗り絵
●水彩絵の具で薄く色づけすることを前提に、モノクロで濃淡が下絵に施されている日本画の塗り絵も登場しました。
その描きかたは、子供の塗り絵のように、枠に囲まれた範囲を単一の色で塗りつぶすのとは違って、色鉛筆を使う場合でも、ひとところに、何色も塗り重ねて、本物の立体感・色彩・味わいを表現していく比較的高度なものです。
別の、SBSのそばの書店に行きましたら、浜松医科大学名誉教授・高田明和さんが監修を務める「大人のための塗り絵」がありました。脳を科学する専門家も「塗り絵」の効能を認めているのです。
●まず、手本を能動的・積極的に観察することが、脳を刺激する。
●達成感のなさは、その後、その分野で脳細胞の活動を弱める恐れがあるが、「塗り絵」の場合はいわば、8合目からスタート出来、完成形で、満足出来る確率が高いということです。
また、脳の活性化ブームについて、高田名誉教授は、「脳年齢を気にしすぎる嫌いがある。今人気の脳年齢をはじき出すゲームは、各分野の平均値で『あなたは○○歳』と言うから、がっかりすることがある。人間、得意分野で勝負すればいいのです。計算が得意な人は、計算ドリルだけに取り組んでいてもいい。得意分野とその周辺の脳を鍛えることのほうが、実生活に役立つと思います」と語っていました。