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「挿し木」の茶畑にすれば、需要のある品種を、均一の品質で、栽培出来るから、「実生」の畑よりも優秀だということに、普通はなります。事実、ここ50年くらいの茶栽培の流れは、まさにそういう考え方だったのですが、「挿し木」の場合と「実生」を比べた時、「地下」が大きく違うというのです。「挿し木」は、一番茶をとらずに、新芽の2節2葉をカットしたところから育てた苗・木です。「地下」に伸びていく根は、本来枝になるところが、地中に潜ったもの。浅い場合には30センチ程で留まります。自分で水分・養分を摂っていく力は弱いと言えます。それに比べ、「実生」の場合は、お茶の実から直根(ちょっこん)が、ずどんと下へ2、3メートル伸びるそうです。大抵の日照りなら、自分で水分を確保できる根の深さです。「挿し木」がひ弱で、過保護に育てられがちになるのに対し、「実生」は逞しいのです。 |