2006年9月1日 ニジマスバーガー
9月1日(金)、トレンドの芽のコーナーで「やきそばに続け!富士宮・ニジマスバーガー」をお送りしました。
富士宮市はニジマスの生産量が日本一のまち。なのに、静岡県内の魚屋さんやスーパーで、ニジマスの姿を見掛けることは、あまりありません。それは、静岡県が海の魚が豊富な県だからだと言われています。一般にそういう土地では、川魚は泥臭いというイメージで敬遠されがちになるそうです。やや古いデータですが(1995年)富士宮のマスの出荷先は、岐阜・埼玉・群馬・栃木と「海なし県」が上位で、地元を上回っています。
という中、産地・富士宮で気軽にニジマスを食べてもらえるようにと、「ニジマスバーガー」を開発したのは、「鱒益分岐店」(そんえきぶんきてん。「損益分岐点」の変換ミスではない。)の小川登志子さん。
地元の旅館の若女将でもあります。
ニジマスバーガーは、ニジマスの切り身を揚げたフリッターをパンと野菜で、はさんで食べるもの。
スタイルとしてはファストフードですが、地元で取れた有機野菜を使っているところや、「トマトバジル」と「辛みそ」の2種類ある味付けの中でも、特に「辛みそ」味の、ナスと和風味噌で田楽の要素を取り入れているところなど、オリジナルな工夫を見ると、とても、チェーン店のハンバーガーとは同列には置けない「ごちそう」です。
1つ400円という値段は、ファストフードと思うと高いけれど、喫茶店のミックスサンドと比べれば妥当な値段と思えるでしょう。
僕はかつて、「東海道食の職人」という番組の取材で、富士宮のニジマスを使った、最高においしいものを頂いたことがあります。それは「マスの薫製」です。程よい塩味と燻した香りに包まれたマスの舌触りは、まるでアプリコットジャムのように、滑らか、かつ濃厚。サンドイッチで食べましたが、これを出している店は、残念ながら県境を越えた箱根で、県内でも味わえるようになるといいなと思ったものでした。「ニジマスバーガー」で、マスの静岡県内での人気がアップすればいいなと思います。