2006年10月12日 ISO9001
10月12日(木)に静岡県ではじめて「ISO9001」の認証を受けた「歯科医院」をリポートしました。
「ISO9001」は「品質マネジメントシステム」に対する国際基準です。
例えば、炊飯器を製造販売する会社が「ISO9001」を取得しようとするときに必要な条件を幾つかあげてみましょう。
・品質の目標と、そこに至るプロセスが設定されていて、それを実行するためのマニュアルがある・同じ機種ならば、どこの販売店で買っても同じ性能である・不良品だったり、故障したりした時に、保障・修理などするアフターサービスのルートが確立されている・顧客のニーズを受けて、製品を改善する仕組みがある
などといったことで、トータルで言うと「顧客満足を提供し続けられるビジネスの態勢」にあるかどうかが問われるのが「ISO9001」です。
こうした条件を「歯科医院」にあてはめてみると、どういうことになるのでしょうか?
「ここの先生に削ってもらうと他所より痛くないんだよ」という評判の医師かいるかどうかよりも、きちんとした高レヴェルのマニュアルがあって、どの医師が施術しても、それが守られているかどうかを「ISO9001」では重視します。
また、単に虫歯を治すという範囲の仕事だけでは「ISO9001」に届きません。再発を防止するための患者への指導が的確か?症状が重かった場合など、大きな病院への紹介の仕組みがあるか?といった治療の前後の顧客満足度も求められるのです。
静岡市の麻生歯科クリニックが「 ISO9001」を取得した背景には、「歯科医院」がかなり増えて競争が激しくなっているので、差別化を図りたいという意図があります。
製造業が取得するイメージが強かった「ISO」の認証ですが、今後、競争の激しいサービス業・小売業で、取得しようというところが広がってくるのではないでしょうか?