2006年10月27日 低カフェイン緑茶
10月27日(金)に「トレンドの芽」のコーナーで、新発売された「低カフェイン緑茶」についてリポートしました。
開発したのは、静岡市の製茶会社・喜作園。見学できる製茶工場・グリンピア牧之原を経営する会社と言った方が通りが良いのかもしれません。
欧米ではカフェインという成分について「好ましくない刺激だ」として抵抗感を持つ人が多く、「DE CAFE」といってカフェイン成分を全て取り除いたコーヒーも販売されているほどです。
喜作園の渡辺伊作社長は、こうしたことを知り、「低カフェイン緑茶」の開発に着手しました。
カフェインの低減に取り組んだ渡辺社長でしたが、「DE CAFE」は「腰抜けでおいしくない(渡辺社長)」ことを知っていましたし、「カフェインをゼロにしてしまっては、それはもはやお茶でなくなるので作る意味はない」と考えていました。
出来上がったもののカフェイン量を比較してみましょう。大手メーカーの標準的な濃度(「濃い目」とか「濃い味」でないもの)のベットボトル茶100ml中のカフェイン量は13.2ミリグラムであるのに対し、喜作園の低カフェイン緑茶は6.3ミリグラムで、およそ半分です。これは、赤ちゃんや入院・療養中の人に薦めることが多い、番茶と同じ位のカフェイン濃度です。つまり、今回は緑茶でありながら刺激の少ないものが出来上がったのです。
カフェイン濃度だけを気にするのであれば、麦茶を飲めばよろしい。カフェインはゼロです。「カフェインは半分程度が良い」と、その点だけを気にするのなら、番茶を飲んでもよいし、いれた緑茶を水や湯で割って飲んでもいいわけです。でも、問題はカフェイン濃度と、お茶の味との兼ね合いですよね。
喜作園の低カフェイン緑茶の場合、他のお茶の成分をほとんど損なわずに、カフェインを減らすことに成功しています。では、元々の緑茶と同じ味かというとそうではありません。お茶の苦みの素であるカフェインが半分になったことで、味を構成していた他の要素である、甘みや渋味が目立つようになり、がらっと違ったイメージの味になっています。
夜、緑茶を飲むと眠れないという人以外にも、緑茶の新しい味を確かめたいという人に是非お奨めです。