2006年11月17日 ベッド「大井川」
島田や藤枝の家具メーカー、布団店が共同で開発したベッド「大井川」を「トレンドの芽」のコーナーでお送りしました。
このベッド、シングルでベッドボード(頭側に立つ垂直の板)なしのもので、23万9000円。夏は風通しの良さを確保し、冬はスースー風が通らないようにする、開閉式の特別なベッドボードがついたダブルサイズで37万5900円と、かなり高いものですが、発売から1ヵ月で、およそ百台の注文があったという人気ぶりです。
開発した藤枝市の寝具店の井鍋安弘さんは「考え方によっては、この値段は決して高くない」と言います。「自家用車に100~200万円かける人は全く珍しくありません。車に乗る時間より、はるかに長いのが寝る時間で、眠りは健康状態に直結します。その眠りを左右するベッドに2、30万かけてもいいのではないでしょうか」という考えです。
確かにこの「トレンドの芽」の放送が終った後も商品についての問い合わせが、SBSに数件ありました。それだけ今、「健康のためにお金をかけてもいい」という人が多いということなのでしょうし、「熟睡できないで悩んでいる」という人も同時にたくさんいることが分かります。
厳選された大井川流域産のヒノキを、すのこ状に加工して床材に使い、通気性の良さを実現して、夏場の快適さにつなげたこと。
そのすのこ状床材の下にセラミック炭40リットルをバッグに入れて置き、消臭・湿度の調整。さらに遠赤外線効果で冬の暖かさも同時に追求したのが、ベッド「大井川」の特徴です。
この商品の一つの鍵になっているセラミック炭についてクローズアップしてみましょう。これはやはり大井川沿いの山林の、間伐材のチップにセラミックの粉と水を混ぜて、800度で短時間に焼き上げたもので、普通の炭に比べて、吸湿性に優れるといいます。
吸湿性だけを追い求めるなら、他にも優れた材料はあるそうですが、炭がいいのは、乾燥している時には湿り気を放出して、湿度を調節くれることなんだそうです。
このセラミック炭、これまでは主に、住宅リフォームの際の床下材・壁内材に使われてきたそうです。「新築用の材料にも使ってもらおうと、工務店などに営業したのですが『ウチが建てる家はカビ易いってのか』と反応が冷たいんですね。」と話すのは、炭づくりをする吉田町の会社「アスカム」の松浦弘直さんです。
「だから、今回のベッドのように、エンドユーザーの目に付きやすい形でセラミック炭をアピールできれば、新築の施主さんの方から『セラミック炭を入れてくれ』と言ってもらえるのではと考えているのです」というお話でした。