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笑わせるための絵なら、「飛べなくなった人」の顔は自慢気だったり、泣きそうだったりのはずです。自慢気なら『自由であると、人は錯覚しているだけ』。泣きそうなら『自由であるために払う犠牲はこんなに大きい』というメッセージに読み取れるのですが、人が身体的に拘束されているところが描かれているにもかかわらず、その表情には反応が現われていません。自由とか被支配ということについて、とても考えが及んでいないように思える。もっと踏み込んでいえば考える能力を取り除かれたような、無気力・鈍感に育てられたような、「自由に」なんて思いを廻らすことにも疲れ果てたような、そんな表情に見えるのです。 |