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2006年12月18日 2006年の教育問題


 

12月18日(月)、今年1年の静岡県内のニュースを振り返るシリーズ「静岡2006」の一回目として、履修不足問題が中心ではありましたが、教育問題を取上げました。

 

その中で最も時間を割いて話しを聞いた遠藤亮平教育長は、先月27日の市町教育委員長・教育長会で今年深刻化した、いじめの問題について、こう話しました。

 

「いじめはどこにでもあり、ゼロにするのは難しい。いじめがあったらすぐに教師の力不足と捉えるのはやめてほしい。いじめのあることを問題視するのではなく、分かった時に誠実にきちんと対応することが大事」と。

 

これは裏返しに見ると「いじめ問題を抱えた学級の担任や、部活の顧問の評価が下がる」という風潮が今あるということを示しています。そして僕はこのことが、今年いじめが原因の自殺が増えたり自殺予告(いじめられていて耐えられないというSOS)が多数あった、つまり、今年いじめ問題が深刻化した、おおもとの要因であると睨んでいます。

 

「いじめ問題を抱えた教師の評価を下げると、問題がより深刻化する」その流れはこうです。

 

いじめ問題を抱えた教師の評価を下げると、「教師が上司にいじめを報告しなくなる」「教師は見て見ぬふりをする。解決しようとしない」「存在するいじめの問題を軽く考えようとする、過小評価する」というような傾向が出て、「問題の傷が浅いうちに対応できない」ことから自殺が増える。また、生徒としては「いじめの現状を最も良く知るはずの担任・顧問教師に相談できない」ことから、身近な先生ではない、教育関係の誰か(文部科学大臣や自治体の教育委員会など)に自殺予告(SOS)を出すことが増えるのだと考えると説明がつきます。

 

来年度からは県内の公立校全校で、新しい教職員評価制度が試行されます。これまでの「勤務評定」が非開示だったのに対し、新しい制度では、管理職が一般教員を評価するとともに、一般教員も自己目標を立て、自己評価をして、管理職との面談に臨む方針です。これまでよりもキメの細かい評価する中で、これまで以上に、存在するいじめの問題が浮上してこなくなるのでは?と心配です。

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