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2007年3月8日 JR東海のダイヤ改正


 

10日後に迫ったJRのダイヤ改正についてリポートしました。

 

今回のダイヤ改正はJR20年の歴史の中で初めての抜本的なものです。リポートでクローズアップした東海道線では、これまでは、寝台列車や貨物列車など長距離を走る列車の既定のダイヤが優先され、その枠の中で何が出来るかを考えてきたのです。

 

ところが、寝台・貨物が減った今、そこを白紙にして、どういう形が利用状況と最もマッチするのかを考えた変更をしました。県内の東海道線のダイヤはどう変るのでしょう?

 

これまでは豊橋=熱海間を乗り通せるような列車もかなりあったのですが、実際に個々の乗客が、在来線で豊橋=熱海間を、また、浜松=沼津間を、静岡=沼津、浜松=静岡を移動することは、全体の利用状況からみると割合が小さいことが、まず判りました。

 

では、最もメジャーな東海道線の利用パターンは、どういうものか?自動改札から得られるデータで以下のことがはっきりしました。

 

湖西市から掛川市までの利用客は浜松に向かう。掛川より東で富士川くらいまでの乗客が静岡に向かう。それより東の乗客は、沼津か三島に集まるように動くという事です。

 

これらの利用状況に沿ったダイヤ編成は、これまでより短距離運転の列車を増やし、県西部各地域と浜松、県中部各地域と静岡、県東部各地域と沼津・三島を行き来する列車の運転間隔を短くするというものでした。一言で言ってしまえば「都市型」ダイヤへの大変更です。

 

ですから一方で、日中に限っての話しですが、島田よりも西の駅と、興津よりも東の駅の間を移動する場合は必ず乗り換えなければならなくなりました。

 

そのダイヤ改正と同時に、これまで東海道線を長く走ってきた、緑とオレンジのカラーリングのボックス型座席車両の運行はなくなります。

 

淋しい気もしますが、これが東海道線のスピードアップにも繋がるというのです。

 

具体的にその理由を一つ紹介しましょう。何らかのトラブルで運行できなくなった電車が出た時、これまでは、ボックス型の古い車両とベンチ型の新しい車両とは連結できなかったので、直近の電車で引っ張ったり押したりしてリカバリー出来るとは限らなかったのですが、これからは、このリカバリーが必ず出来ます。乱れたダイヤを元に戻すのが、これまでより早いケースが増えるのです。

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