2007年5月29日 「県内の電子マネー事情について」
5月29日(火)、この前日・28日から県内のセブンイレブンでも電子マネーカード「nanaco」の利用がスタートしたということで、県内のコンビニエンスストアを中心にした小売業での「電子マネー」事情についてリポートしました。リポートでは主にセブンイレブンの「nanacoカード」とサークルK・サンクスの「KARUWAZA CLUBカード」を対比させてご覧に入れました。
両者の最大の違いは、「nanacoカード」がセブン&アイ・ホールディングス「独自」の電子マネーシステムであるのに対して、サークルK・サンクスが採用しているのは、電子マネー運営会社による「Edy(エディ)」というシステムだということ。
「Edy」で顧客が決済できるようにしているチェーン店は、レストランの「ジョリーパスタ」、カラオケの「ビッグエコー」、ドラッグストア「マツモトキヨシ」、「ニッポンレンタカー」、紳士服の「コナカ」「はるやま」など多岐にわたります。どこかの企業で「Edy」のカードを1枚作ると「Edy」を採用しているところなら他の企業でも、そのカードで買物が出来たり、サービスを受けられたりするのです。
対してセブン&アイ・ホールディングスは「自前」の電子マネーで勝負することを選択しました。現時点では「セブンイレブン」でしか使えません。秋以降は同じグループの「イトーヨーカドー」とファミリーレストラン「デニーズ」で使えるようにし、さらにはJCB加盟店舗等グループ外にも利用できる範囲を拡大させていく戦略です。
「セブンイレブン」と「サークルK・サンクス」で、電子マネーカードの購入の仕方に、かなりの違いがあることも体験しました。
「セブンイレブン」では、入会申込書に姓名、生年月日、性別、電話番号を書いて店員に渡し、店舗内の機械で発券してもらう仕組みです。紛失・盗難の場合は、そのカードが申し出た本人のものであることを確認して、使用停止措置をとることができ、その時点の残高でカードを再発行してもらうことが可能です。
対して「サークルK・サンクス」で電子マネーカードは、子供が好きなシールが入ったチョコレート菓子のような包装で陳列して売られています。入会申込をする必要はありませんが、カード裏面には「紛失・盗難の場合は払い戻しや再発行はいたしません」と書かれています。署名欄はありますし、紛失のケースで善意の人が交番や店舗に届けてくれた時には、損害なくカードが手元に戻る可能性はあるものの「財布を良く落としたり置き忘れたりする」という人は「セブンイレブン」の「nanacoカード」を選択した方が賢明でしょう。
一方「できるだけ広範囲で電子マネーを利用したい」という人は「サークルK・サンクス」の「KARUWAZA CLUBカード」を選べば良いのではないでしょうか?夏以降ファミリーマートとローソンでも「Edy」が使えるようになります。