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2007年6月22日 「お茶づくりにかける青年」


 


6月22日(金)藤枝市瀬戸ノ谷のお茶づくりにかける青年を取材し、リポートしました。

 

向島和詞(むこうじま・かずと)さん21歳。彼の作り出すお茶は高級スーパー紀ノ国屋で100グラム3000円で販売されているといいますから、若いながら非常に高い評価のお茶を作り出していることがわかります。

 

和詞さんの父・和光(よりみつ)さんも高級茶作りの名人でした。しかし、和詞さんは父親からお茶の製法を教わったわけではありません。和光さんは3年前に47歳の若さで突然亡くなってしまったのです。和詞さんが18歳の時でした。

 


製茶工場と茶園は残りました。間隔を十分にあけて植え、自然農法で育てたお茶の木は、幹の太さが10センチ。普通の倍です。幹の太い木から採れる新芽は大ぶりで、火入れの際、茎の部分に合わせてもジャストになると言います。そうした父親の残したものを手がかりにしながら、自分の五感を駆使して試行錯誤し、わずか4年目にして素晴らしいお茶を作った和詞さんですが、今の自分のお茶に満足しているわけではありません。

 

 


父・和光さんがもう一つ残したものがあります。もう5袋になってしまったということですが「向島和光の茶」とパッケージに書かれた100グラム5000円の最高級茶です。そのうちの貴重な1袋を取材の際に開封して、お茶をいれてもらったところ、2、3秒で、取材をした松下カメラマンも撮影を忘れて吸い寄せられる程の豊潤な香りが立ち上りました。和詞さんは「ちょっと待ってくれよ。本当にやんなっちゃうよ」 4年前に製茶したものなのに、強い香りがあり、濃く鮮やかな緑色をしているのが信じられない。自分のお茶は、まだまだ父の域には達していないと言葉では落胆しながらも、とても嬉しそうな表情をしていました。

 

 

 

細かい茶葉の粒子が湯に漂うのが特徴の向島家のお茶。飲ませてもらった松下カメラマンによると茶葉の味を舌で感じることが出来、喉ごしが濃厚なのには驚いたということでした。

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